こんな症状はありませんか?
- 多飲多尿
- 体重減少
- 食欲不振
- 嘔吐
- 脱水
- 活動性の低下
- 口臭の増加
- 毛艶の悪化
- 行動の変化
このような症状がみられたら、腎臓・内分泌科の病気の可能性があります!
考えられる病気・疾患について
犬の主な病気・疾患
慢性腎臓病 (CKD)
慢性腎臓病は犬の重要な健康問題であり、腎臓の機能が徐々に失われる進行性の病気です。症状には食欲不振、嘔吐、体重減少、多飲多尿があります。治療は病状の進行を遅らせ、生活の質を向上させることに焦点を当て、低タンパク質食、水分補給、血圧管理、特定の薬物療法を含みます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 食欲がなくなった。
- 繰り返し嘔吐するようになった。
- 体重が急激に減少した。
- 常に多量の水を飲むようになった。
クッシング病 (副腎皮質機能亢進症)
クッシング病は、体内でのコルチゾールの過剰産生によって引き起こされ、主に副腎腫瘍や下垂体腫瘍が原因です。症状には肥満、多飲多尿、皮膚変化、脱毛が含まれます。診断にはホルモンテストが用いられ、治療は薬物療法や必要に応じて腫瘍の外科的除去が行われます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 体が異常に太ってきた場合、特に腹部が膨らむ。
- 皮膚が薄くなり、容易に出血するようになった。
- 多飲多尿の兆候が見られる。
- 体力の低下や活動性が著しく減少した。
アジソン病 (副腎皮質機能低下症)
アジソン病は副腎ホルモンの不足による疾患で、症状には筋肉の弱さ、食欲不振、胃腸の問題、低血圧があります。突然の重症化(アジソン危機)を引き起こすことも。診断は特定の血液検査により行われ、治療は生涯にわたるホルモン補充療法です。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 過度の疲労や弱さが見られる。
- 嘔吐や下痢が頻発する。
- 体重の減少が見られる。
- ストレス状況で体調を崩しやすい。
猫の主な病気・疾患
慢性腎臓病 (CKD)
猫における慢性腎臓病も進行性であり、腎機能の衰えが徐々に進むことで、脱水、食欲不振、体重減少などが見られます。治療は腎臓の負担を軽減するための特別な食事、脱水の管理、時には透析が必要になることもあります。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 食欲がなくなった。
- 頻繁に嘔吐するようになった。
- 体重が減少した。
- 水を異常に多く飲むようになった。
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、猫で一般的な内分泌障害で、甲状腺ホルモンの過剰生産が特徴です。症状には体重減少、多飲多尿、高血圧、行動変化があります。治療には抗甲状腺薬、手術、放射性ヨウ素治療が含まれます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 食欲はあるにもかかわらず体重が減少している。
- 過剰に活動的になったり、イライラが目立つようになった。
- 呼吸が速くなったり、心拍数が増加した。
- 毛並みが乱れてきたり、毛が抜けやすくなった。
糖尿病
猫の糖尿病はインスリンの不足により血糖が異常に高くなる病気で、多飲多尿、食欲旺盛ながら体重減少、運動不足が特徴です。治療はインスリン注射と食事管理が中心で、適切な管理により多くの猫が正常な生活を送ることが可能です。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 食欲が旺盛なのに体重が減少する。
- 多飲多尿が見られる。
- 全体的な元気のなさや活動性の低下。
- 後肢の弱さや歩行障害。
腎臓・内分泌科治療3つの特徴
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01
個別化された治療計画
当院では、腎臓病や内分泌疾患を持つペット一頭一頭に対して、個別化された治療計画を提供します。診断後、ペットの具体的な状態、病状の進行度、飼い主様の期待や可能性を総合的に考慮し、最適な治療オプションを選定します。治療法には、薬物療法、特別な食事プラン、必要に応じてインスリン療法やホルモン補充療法などが含まれます。ペットの快適さと生活の質の向上を最優先としながら、飼い主様が日々の管理を容易に行えるよう支援します。
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02
先進的な診断技術
腎臓と内分泌系の疾患に対して正確な診断を行うため、当院では充実した医療設備を導入しています。高解像度の超音波検査、ホルモン分析、先端の画像診断技術を利用し、症状の原因を特定します。これにより、病気の早期発見と正確な診断が可能となり、効果的な治療計画の立案に直結します。
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03
継続的なフォローアップと教育
治療後の定期的な健康チェック、血液検査、尿検査を通じて、治療の効果をモニタリングし、必要に応じて治療法を調整します。また、飼い主様向けに、ペットの健康管理や病気に関する教育プログラムを提供し、日々のケアに必要な知識と技術を身につけていただけるよう支援します。このアプローチにより、ペットの健康維持と飼い主様の不安軽減を目指します。