CT検査

当院では、高性能のCTスキャナーを完備しており、迅速かつ詳細な画像診断が可能です。CT検査は、骨折や腫瘍、内臓の異常などを高精度で検出するために使用され、早期発見や治療計画の立案に大いに役立ちます。ペットの健康管理において不可欠な検査を提供することで、飼い主の皆様に安心していただけるよう努めております。経験豊富な獣医師とスタッフが最新の技術を駆使して安心・安全な検査を行います。
CT検査でできること

CT検査は、ペットの健康状態を詳細に確認できる高度な画像診断です。骨折や関節の異常、腫瘍の有無、内臓の状態を正確に把握することができ、ペットの健康問題を早期に発見するための強力な手段となります。特に、通常のX線では見逃されがちな微細な異常も検出可能です。また、心臓や血管の状態を3D画像で確認できるため、循環器系の疾患の早期発見にも役立ちます。CT検査により、適切な治療計画が立てられるため、ペットの健康維持と早期治療に大きな助けとなります。
CT検査が必要なケース
- 骨折の疑い:通常のX線では見逃される微細な骨折の確認
- 腫瘍の検出:腫瘍の有無やその位置、大きさを正確に確認
- 内臓の異常:肝臓、腎臓、脾臓などの内臓の詳細な状態を評価
- 関節の問題:関節炎や関節の異常の詳細な評価
- 脳の異常:脳腫瘍や脳出血の診断
- 消化器系の問題:胃や腸の異常を詳細に検査
- 呼吸器系の問題:肺や気管の異常を確認
- 尿路結石:尿路に結石があるかどうかを確認
- 脊椎の異常:椎間板ヘルニアや脊髄の異常を詳細に評価
CT検査を行うことで、骨折、腫瘍、内臓や関節の異常などを高精度で診断し、ペットの健康問題を早期に発見することができます。
CT症例画像
水頭症

水頭症は、犬における重要な神経系の障害の一つで、脳脊髄液の異常な蓄積が特徴です。症状は頭蓋骨の拡大、行動変化、視力障害、ふらつきや転倒、発作などを伴うことがあります。症状の重症度は個々の犬によって異なります。水頭症の原因は先天性異常、外傷、腫瘍、感染症など多岐にわたります。主な治療法は薬物療法や手術です。獣医師と相談しながら治療を進めましょう。
椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、脊髄の椎間板が変性し、神経を圧迫することで痛みや運動障害を引き起こす病気です。特にダックスフンドなどの短足犬種に多く見られます。症状は急激に現れることが多く、痛み、歩行困難、麻痺、筋力低下などが見られます。早期の診断と治療が重要であり、内科的治療(安静、薬物療法)と外科的治療(手術)が行われます。重症の場合は、手術が必要となることが多いです。
脳腫瘍

脳腫瘍は、脳内に発生する腫瘍で、年齢とともに発症リスクが高まります。症状は腫瘍の位置や大きさに依存し、発作、行動変化、歩行障害、視覚障害などが見られます。診断にはCTスキャンやMRIが使用され、治療には手術、放射線治療、化学療法などが含まれます。早期の発見と治療が予後を改善するために重要です。
CT検査参考価格(税込)
体重 | 10kg未満 | 20kg未満 | 30kg未満 | 30kg以上〜 |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 5万円前後 | 6万円前後 | 7万円前後 | 要相談 |
エキゾ検査 | 3万円前後 | (5kg以上は要相談) | ||
備考 | 麻酔代・造影検査代・部位追加撮影代 含む |
※術前検査代は別途費用が必要となります。
※CT・MRI同時検査時 合計金額から-10,000円です。
詳しくは獣医師までお問い合わせください。
CT検査の流れ
- Step01
検査前日~当日朝
検査前日は、ペットの食事を控え、指定された時間から絶食を開始してください。水分は通常摂取可能ですが、検査当日の指示に従ってください。特に指示された薬の服用がある場合は、その指示に従ってください。ペットのストレスを最小限に抑えるため、リラックスした環境を整えましょう。
- Step02
ご来院
検査当日は、指定された時間にペットを連れてご来院ください。受付で必要な書類の提出や問診票の記入を行います。ペットの健康状態や既往歴について、詳しくお伺いしますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
- Step03
身体検査・検査
まず、獣医師による身体検査を行い、ペットの状態を確認します。その後、CT検査を開始します。検査中はペットが動かないように鎮静剤や麻酔を使用することがあります。検査自体は短時間で終了し、その後ペットはリカバリールームで休ませます。
- Step04
診断結果報告
検査が終了したら、獣医師がCT画像を解析し、診断結果を報告します。結果についての詳細な説明と、今後の治療方針についてご相談いただけます。質問があれば、その場でお答えしますので、ペットの健康についてのご不明点は何でもご相談ください。
CTの注意点・検査できないケース
妊娠中のペット
CT検査には放射線が使用されるため、胎児に影響を及ぼす可能性があり、妊娠中の犬や猫には基本的に検査を行いません。
重度の腎不全や心疾患
造影剤が腎臓に負担をかける可能性があるため、重度の腎不全を持つペットにはCT検査を避ける場合があります。同じく、重度の心疾患を抱えるペットは、CT検査中のストレスや造影剤の使用が心臓に過度の負担をかける可能性があり、検査が適さない場合があります。
重度のアレルギー反応
造影剤に対する重度のアレルギー反応が過去にあったペットには、再度造影剤を使用することが危険であり、CT検査を避ける必要があります。
MRI検査

当院では、MRIスキャナーを完備し、高精度な画像診断を提供しています。MRI検査は、脳や脊髄、関節、内臓などの軟部組織の詳細な構造を非侵襲的に把握することが可能です。特に神経系の異常や腫瘍の早期発見に優れており、正確な診断と効果的な治療計画の立案に大きく貢献します。ペットへの負担を最小限に抑える安全な検査方法で、飼い主の皆様に安心を提供いたします。経験豊富な獣医師とスタッフが最新技術を駆使し、愛するペットの健康を守ります
MRI検査でできること

MRIは放射線を使用しないため、繰り返し検査を行ってもペットに対するリスクが低く、安全です。脳腫瘍や椎間板ヘルニア、関節の損傷、内臓の詳細な状態など、従来の画像診断では見逃されがちな微細な異常も正確に把握できます。MRI検査により、ペットの健康問題を早期に発見し、適切な治療計画を立てることが可能となります。
MRI検査が必要なケース
- 脳の異常:脳腫瘍、脳出血、脳梗塞の診断
- 脊髄の異常:椎間板ヘルニアや脊髄腫瘍の検出
- 神経系の問題:てんかんや神経麻痺の原因特定
- 関節の異常:関節炎や靱帯損傷の詳細評価
- 腫瘍の検出:内臓や軟部組織の腫瘍の診断
- 内耳の異常:内耳炎や中耳炎の詳細検査
- 心臓の異常:心筋や心臓弁の異常を検出
- 肝臓の問題:肝臓の腫瘍や炎症の診断
- 膀胱の異常:膀胱腫瘍や結石の検出
- 軟部組織の損傷:筋肉や腱の損傷の詳細評価
MRI検査は、放射線を使わずに磁場と電波で脳、脊髄、関節、内臓などの詳細な画像を高精度で取得する、安全で効果的な診断方法です。
MRI検査参考価格(税込)
体重 | 10kg未満 | 20kg未満 | 30kg未満 | 30kg以上〜 |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10万円前後 | 12〜14万円 前後 |
要相談 | |
エキゾ検査 | 3万円前後 | (5kg以上は要相談) | ||
備考 | 麻酔代・造影検査代・部位追加撮影代 含む |
※術前検査代は別途費用が必要となります。
※CT・MRI同時検査時 合計金額から-10,000円です。
詳しくは獣医師までお問い合わせください。
MRI検査の流れ
- Step01
検査前日~当日朝
検査前日は、ペットの食事を控え、指定された時間から絶食を開始してください。水分は通常摂取可能ですが、検査当日の指示に従ってください。特に指示された薬の服用がある場合は、その指示に従ってください。ペットがリラックスできるように、落ち着いた環境を整えてください。
- Step02
ご来院
検査当日は、指定された時間にペットを連れてご来院ください。受付で必要な書類の提出や問診票の記入を行います。ペットの健康状態や既往歴について、詳しくお伺いしますので、気になることがあればスタッフにお伝えください。
- Step03
身体検査・検査
まず、獣医師がペットの身体検査を行い、状態を確認します。その後、MRI検査を実施します。検査中はペットが動かないように鎮静剤や麻酔を使用することがあります。検査は通常30分から1時間程度で終了します。
- Step04
診断結果報告
検査終了後、獣医師がMRI画像を解析し、診断結果を報告します。結果についての詳細な説明と、今後の治療方針についてご相談いただけます。質問があれば、その場でお答えしますので、ペットの健康についてのご不明点は何でもご相談ください。
MRIの注意点・検査できないケース
金属製インプラント
MRI検査では強力な磁場が使用されるため、ペースメーカーや金属プレート、クリップなどの金属製インプラントを持つペットは、インプラントが移動したり加熱したりするリスクがあるため、検査ができません。
発作を持つペット
MRI検査中に発作を起こす可能性が高いペットは、検査中の安全を確保することが難しく、検査が適さない場合があります。発作のリスクが高いペットには、他の診断方法を検討する必要があります。
体重制限
MRI装置には最大体重制限があり、それを超える体重のペットは検査を受けられません。通常、装置の仕様によりますが、一般的な体重制限を超える大型犬などが該当します。
他検査(レントゲンetc.)との違い
それぞれの検査の強み

CT検査とMRI検査は、レントゲン検査とは異なる強みを持つ高度な画像診断技術です。レントゲン検査は、骨の状態を迅速かつ低コストで確認するのに適していますが、詳細な内部構造の評価には限界があります。CT検査は、X線を利用して身体の断層画像を取得するため、骨折や腫瘍、内臓の異常を高精度で診断できます。特に、骨や肺などの硬組織の評価に優れています。一方、MRI検査は、磁場と電波を使用して軟部組織の詳細な画像を取得するため、脳や脊髄、関節、内臓などの軟部組織の異常を精密に診断できます。神経系や筋肉、靱帯などの評価においては、MRIが最も適しています。これらの検査は、それぞれの特性を活かして適切に選択することで、より正確な診断と効果的な治療計画の立案が可能となります。
CT検査の特徴

CT検査は、X線を利用して身体の詳細な断層画像を取得する方法です。骨折、腫瘍、内臓の異常を高精度で診断することができます。特に骨や肺などの硬組織の評価に優れており、微細な異常も見逃しません。迅速な検査が可能で、ペットの健康状態を早期に把握するために非常に有効です。
MRI検査の特徴

MRI検査は、磁場と電波を使用して身体の詳細な画像を取得する方法です。脳や脊髄、関節、内臓などの軟部組織の異常を高精度で診断できます。特に神経系や筋肉、靱帯の評価に優れており、早期の異常発見が可能です。放射線を使用しないため、安全性も高く、ペットへの負担を最小限に抑えます。
CTとMRIの画像の違い
CT画像
CT画像は、X線を使用して得られる断層画像です。骨や石灰化した組織は明るく表示され、空気や脂肪は黒く、筋肉や臓器は灰色で表示されます。特に硬組織の詳細が鮮明に映し出され、3D再構築が可能です。短時間で結果が得られるため、迅速な診断に適しています。
MRI画像
MRI画像は、磁場と電波を使用して得られる断層画像です。水分の多い組織は明るく表示され、骨は黒く映ります。軟部組織の詳細が高コントラストで描写され、特に神経系や内臓の評価に優れています。放射線を使用せず、安全性が高いのも特徴です。
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