こんな症状はありませんか?
- 歩行困難
- 反応が鈍い
- けいれん発作
- いつもとは違う行動、混乱
- 筋肉の震え
- 痛みや温度変化に対する反応の変化
- 視覚障害
- 姿勢異常
- 平衡感覚の喪失
このような症状がみられたら、脳・神経科の病気の可能性があります!
考えられる病気・疾患について
犬の主な病気・疾患
てんかん
犬のてんかんは、定期的に発生する発作が特徴です。これらの発作は、脳内の電気的活動の異常によって引き起こされます。発作の兆候には突然の意識喪失、無秩序な筋肉の収縮、奇妙な行動、失禁などが含まれます。治療は主に長期的な抗てんかん薬の投与で、発作の頻度と重症度を管理することを目的とします。てんかんは特に遺伝的要因が強い犬種で見られますが、それ以外の原因による場合もあります。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 突然の意識喪失やけいれんが発生した場合。
- 反復する異常行動や突然の攻撃性の変化。
- 発作後に完全に回復せず、ぼんやりしているまたは反応が鈍い。
- 一日に複数回発作が起こる(群発発作)。
椎間板ヘルニア
犬の椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板が損傷し、その内容物が脊髄圧迫することで発生します。症状には急激な背部の痛み、運動障害、部分的または完全な麻痺があります。治療は症状の重症度に応じて変わり、軽度の場合は安静と抗炎症薬で管理され、重度の場合は外科手術が必要となることがあります。胴長短足犬種で一般的に見られます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 急に歩行障害や足を引きずるようになった場合。
- 明らかな背部または首の痛みを示す(触れると鳴くなど)。
- 下半身の麻痺や感覚の喪失が見られる。
- 排尿や排便のコントロールができなくなる。
脳腫瘍
犬の脳腫瘍は、年齢を重ねた犬によく見られ、発作、行動変化、視覚障害、歩行困難などの神経学的症状を引き起こします。診断にはMRIやCTスキャンが利用され、治療オプションには手術、放射線治療、化学療法が含まれます。早期発見が治療成功の鍵を握ります。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 行動の異常、方向感覚の喪失、混乱が見られる場合。
- 発作が突然始まるまたは発作の頻度が増加する。
- 視力の明らかな低下やその他の感覚障害。
- 持続的な嘔吐や食欲不振などの一般的な健康状態の低下。
猫の主な病気・疾患
虚血性脳症
虚血性脳症は猫において血流不足による脳組織の損傷を特徴とします。この状態は、突然の弱さ、協調運動障害、意識の変化などの急性の症状を引き起こします。心臓病や脱水状態が原因で発生することが多く、適切な血流の回復が治療の中心となります。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 突然の弱さや片側だけの麻痺。
- 協調運動が取れない、ふらつきが見られる。
- 異常な目の動きや視覚障害。
- 意識の変化、反応が鈍い。
てんかん
猫におけるてんかんも発作を特徴としますが、犬ほど一般的ではありません。発作は体の硬直、意識の喪失、異常行動など様々です。原因は先天的なものから脳の構造異常まで多岐にわたり、治療は抗てんかん薬による発作の管理が中心です。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 突然の全身のけいれんや意識の喪失。
- 短時間で繰り返す発作の発生。
- 発作後に通常の行動に戻らない。
- 通常と異なる行動や異常な声を出す。
感染症による神経系障害
猫の感染症、特に猫伝染性腹膜炎、狂犬病、トキソプラズマ症は、脳や神経系に影響を及ぼす可能性があります。神経学的症状には発作、行動の変化、運動障害が含まれ、治療は基礎となる感染症の管理に焦点を当てます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 行動の顕著な変化、攻撃的または異常に恐れる行動。
- 歩行困難、転倒やふらつき。
- 部分的または完全な麻痺。
- 意識の変化や異常な眠り方。
脳・神経科治療3つの特徴
-
01
多角的診断アプローチ
当院の脳・神経科では、多角的な診断アプローチを採用しております。MRI、CTスキャン、そして最先端の電気診断機器を用いて、正確な診断を行います。これにより、脳や神経系の障害を詳細に把握し、最も効果的な治療計画を立案できます。高度な画像診断により、脳腫瘍や脳卒中、椎間板ヘルニアなどの複雑な病状も早期に発見し、適切に対応します。
-
02
専門的治療と個別化ケア
当院では、各ペットの状態に合わせた個別化された治療プランを提供しています。神経系の病気に対する専門的な知識を持つ獣医師が、手術、薬物療法、リハビリテーションなど、様々な治療オプションから最適な方法を選択します。治療はペットが最大限の快適さを得られるよう配慮しながら進められ、持続的なサポートと定期的な評価を通じて治療の効果を最大化します。
-
03
緊急神経治療の対応能力
当院の脳・神経科は、神経系の緊急事態に迅速に対応する体制を整えています。発作、急激な意識低下、運動麻痺などの緊急症状に対して即座に治療を開始できる設備を備えています。時間との戦いとなる神経系の緊急状況において、迅速かつ適切な医療介入が可能です。